中国地域ブラインドテニス協会

普及活動

平成28年度 障がい者スポーツ指導者研修会レポート 2017/3/16

今年の1月に広島県障がい者スポーツ指導者協議会の事務局の方から、「スポーツ指導員を対象としたブラインドテニスの講習及び体験会を企画したいので、協力していただけないか」とのご依頼がありました。

大会やイベントの際に、審判やボールパーソンなどのお手伝いをしていただける人材育成に繋がるということから、協会としても積極的に協力させていただきたいことをお伝えし、3月12日(日)に、東広島市のスポーツ交流センターへ、スタッフ4名が講師・アシスタントとしてお伺いしました。

受講生は、県内在住の20代から60代の男女併せて27名。
午前中は、障がい者スポーツに関する様々な知識や情報と、ブラインドテニスの概要などの講義があったようでした。

実技は午後から2時間が予定されており、協議会側のスケジュールでは、アイマスクをしての体験ののち、簡易的な試合ができたらと言われていたのですが、さすがにずっとアイマスクでは集中力がもたないだろうし、なにせボールが当たらないと楽しくないだろうということで、できるだけブラインドテニスに興味を持っていただけるように、メニューを少し変更させていただきました。

また、協議会事務局の方々が、コート設営にも携わらせて欲しいということで、正午よりバドミントンコートのラインと支柱を利用して、コート2面を一緒に設営しました。

はじめにスタッフ紹介をしていただいた後、ブラインドテニスの歴史や現況、用具やルールを簡単に説明。
その後、B1によるデモンストレーションを説明を加えながら試合形式で実施。
ボールパーソンもモデルになっていただき、コート周辺の立ち位置やボールの渡し方、選手誘導の仕方などを確認しました。

そこから2つのコートに分かれて、まずはアイマスクをせずに軽くラリーを体験。
これは皆さん上手にコート内でのラリーが問題なくできていました。

続いてアイマスクをっけて1人5球ずつ打ってもらうことに。
さすがにこれはなかなかラケットに当たりません。
それでも時折ナイスショットがみられると、周囲からは歓声や拍手が沸き起こりました。

休憩を挟んで、ダブルスのデモンストレーションをおこない、再び2コートに分かれて、それぞれペアを組んでもらい、ダブルス形式でラリーを楽しんでもらいながら、ボールパーソンも全員の方に体験していただくことができました。

最後は全員とはいきませんでしたが、ダブルスで試合をしたところ、初めてとは思えないほど、皆さんガッツあふれるプレイが続出し、大いに盛り上がりました。

あっという間の2時間でしたが、ブラインドテニスの難しさと楽しさが、お伝えできたのではないかと思います。
この研修会を通して一人でも多くの方が、イベントや大会の際にはサポーターとして、ご協力していただけることを願っています。
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