普及活動 - 中国地域ブラインドテニス協会

中国地域ブラインドテニス協会

検索

メニュー

普及活動

広島市視覚障害者福祉協会主催 ブラインドテニス体験会 2023年度 “ふれあいテニス”レポート 2023/7/31

ふれあいテニスの報告

7月23日に、広島市視障協主催で、ふれあいテニスが広島市心身障害者センターで開催されました。

参加者6名、スタッフとして、本協会から6名、視障協役員1名、ガイドヘルパー4名にもお手伝いいただき、13時過ぎから16時まで約3時間行われました。

今回の参加者は、ブラインドテニスの経験者ばかりでしたので、各自でストレッチをしてもらい、弱視と全盲のクラスに分かれ、体験会に入りました。

弱視クラスの参加者は3名、視障協役員にも体験に入ってもらいました。みなさん経験者ということで、試合中心のメニューと
させていただきました。

まず、レシーブ練習を一人3分ずつ行いました。
みなさん問題なく拾えていましたので、続いてサーブ練習を一人10本ずつ行いまし
た。
こちらもほぼ問題ありませんでしたので、試合を行うこととしました。

まずはシングルス、タイブレークの7点先取でみなさん行ってもらいました。
ラリーも続いて白熱した試合もいくつかありました。
一通り対戦がすんだら今度はダブルスの体験です。
B1とのダブルスと弱視同士のダブルスどちらも体験してもらいました。
なかなか交互に打つのは理解はしているのですが、打った後打球の方向を見る癖があ
り、ペアの邪魔になってしまうこともしばしばありました。
このあたりは経験でカバーするしかありませんね。

ダブルスを体験するのは初めての方もいて、とても楽しめたと言われていました。
やはり、打った後すぐにコートの外に出るのがちょっと難しいという方もいました。

全盲クラスの参加者は、3名で、皆さんテニス経験者ではあったのですが、1年ぶりの体験者もおられたので、基本練習から始めました。
ネット付近から投げてバウンドしたボールをラケットで打ち返す。
次にサービスラインから投げて打ち返す。
最後は通常の位置であるベースラインからラケットで打ったボールを打ち返す。
この練習を2クールずつ行い、ベテランの参加者は、右サイドだけでなく、左サイドからの返球にもチャレンジしてもらいました。
1年ぶりの参加者も器用にラケットをあてることができ、時折ナイスショットもあったりして、大いに盛り上がりました。
続いてサービス練習にうつり、ベテラン組は、コースを狙ったりするなど課題をもって取り組んでおられ、1年ぶりの参加者も少しずつ感覚を思い出されたようで、力のある素晴らしいサーブが入るようになりました。
休憩を挟んだ後、サーブからリターンされたボールを打ち返すなどのラリー練習を行い、ベテラン2名は、スタンダードゲームを、1年ぶりの参加者は、サーブ&レシーブをしっかり練習してもらい、クールダウンで終了しました。

体験会後、皆さんの意見を伺いました。
少人数で、基本練習ができて、貴重な時間を過ごすことができた、日頃の運動不足解消にと参加したが、思った以上に体力が落ちていることを実感したが、とても楽しかった、初めてのダブルスは、戸惑いもあったか、楽しかったなどの意見がありました。

視障協からもふれあいテニスは、継続していきたいとの話がありました。

今後も1人でも多くの方に、テニスの楽しさを伝えていけるよう、啓発に取り組んでいきたいと思います。

Copyright © 中国地域ブラインドテニス協会 All Rights Reserved.
Powered by AD-EDIT3 / NorenzPRO