中国地域ブラインドテニス協会

普及活動

香川県 ブラインドテニス普及体験会 2013/8/22

日時 平成25年8月18日(日) 13:00〜16:00
場所 かがわ総合リハビリテーションセンター内 福祉センター
主催 中国地域ブラインドテニス協会
共催 近畿ブラインドテニス協会
協賛 花王株式会社、花王ハートポケット倶楽部
協力 香川県視覚障害者協会、香川県視覚障害者福祉センター
報道 四国新聞社、西日本放送、(株)ケーブルメディア四国(高松ケーブルテレビ)

香川県では初となるブラインドテニス体験会を近畿協会と中国地域協会合同で開催しました。
近畿協会に香川県出身者が数名おり、是非、香川県普及に協力したいということで、共同開催となりました。
お陰で同行者の知人のメディア関係者、大勢の支援者に参集頂けました。

開催場所のかがわ総合リハビリテーションセンターは、バトミントンコートが横に3面並んであり、そのうち両端のコートを使用しました。
参加者は全盲9名、弱視4名、ボランティア17名、合計30名の方が参加してくださいました。
中国地域協会から2名、近畿協会からは5名が参加、墨字競技規則及び点字コート図を配布して、ルール、用具、コートの説明を行いました。

協会スタッフでデモンストレーションを行った後、全盲者と弱視者毎に2コートに分かれてもらい、体験にはいりました。
ボランティアの方が17名と多く参加していただいたので、コート作成から、説明の補足、誘導や球拾いなど、効率良く進みました。

全盲のコートでは、まず球を転がしてキャッチするところから始め、ネット際からの球だし、ベースラインからの球出しを行いました。
最初はなかなかボールに当たることも少なかったのですが、少しずつ当たる確立も高くなってきました。
続いてサーブ練習、こちらも最初はなかなか方向が定まらず、苦労されたようですが、スタッフの指導もあって、終わり頃には大分入るようになってました。

弱視コートでは、最初からベースラインからの球出しをしました。
始めはバウンドにタイミングが合わず、空振りも多かったのですが、コツをつかんでからは普通にラリーも出来るようになった方もいました。
続いてサーブ練習、最後にタイブレイクの試合もしました。
体験者同士で、何度もラリーも続くこともあり、周りから思わず拍手が出ていたほどです。

最後に円陣に座り、体験者全員に感想を聞いてみたところ、「難しいけど、やっていて面白い、楽しかった。」と言ってくださった方も多く、今後が楽しみな体験会となりました。
運動することの楽しさを伝えることが出来、とても意味のある体験会となったと思います。

体験者の中には特別支援学校の職員も居られ、「このブラインドテニスは体育の授業にも使えそうだ。」とも言っていました。
生徒が少なく、グランドソフトボールやフロアバレーのような団体で行うスポーツが難しくなっているようで、このブラインドテニスに大いに興味を持っていただけたようです。

視覚障害者福祉センターの生活訓練担当の職員の方も参加され、資料の提供を希望されて、非常に興味を持たれたので、ボールの贈呈による活用を打診すると大変喜ばれ、使用球12個を贈呈する事になりました。
今後の香川県での普及が楽しみです。
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