中国地域ブラインドテニス協会

普及活動
◆広島市視障協主催“ふれあいテニス”についてご報告
2018/7/9
7月1日に広島市視障協主催で、開催されたふれあいテニスの報告を致します。

日時:7月1日(日) 13時から16時まで
場所:広島市心身障害者福祉センター体育室

体験者6名、付き添いの方2名、広島市視障協理事2名、テニス協会より5名がスタッフとして参加しました。

体験者6名のうち、全盲が5名、弱視1名でしたので、ブラインドテニスの経験の多い人と、少ない初心者クラスの3名ずつに分かれて、2コートでそれぞれ体験をしてもらいました。


初心者クラスではまず、実際のボールやラケットを触っていただいたり、コートの広さを自分で歩いてもらったりして体験してもらいました。
続いて、ラケットの振り方、サイドステップのやり方を行い、ようやくボールを打つという段階に入ります。
まずは転がったボールを打っていただくところから始め、ネット際からバウンドしたボールを打つ、そして本来の球出しの場所から打つといったふうに段階を上げていきました。
レシーブに関しては、当たることは当たるが、ネットを超えるように上に打つのが難しいようで、みなさん転がった返球になることが多かったです。
そして、サーブ練習ですが、思ったところにまっすぐ打つというのが難しく、なかなかうまく入らない方が多かったです。
最後に簡単な試合を行ったのですが、みなさん何故か試合になるとちゃんとサーブが入るようになりました。
レシーブに関してもネットを越さないまでも、うまく3バウンドで当てていました。

初心者3名の方に感想を聞いてみたところ、
「楽しかったので次回の体験会も参加したい。」
「呉では障害者スポーツがされていないので、広島の体験会に参加出来、体を動かせたのでよかった。」
などのお言葉をいただきました。


テニス経験の多い3名のコートでは、はじめにコート中央のネット際から、ボールを転がしたり、少しはずませてキャッチさせることからはじめ、次にバウンドさせたボールを打ち返す練習をしました。
続いて壁打ち、エンドラインからの球出し、サーブ練習と行い、最後にタイブレイク方式での試合を行いました。

こちらの3名は、サーブは、上手に打っていましたが、球出しのレシーブでは、ボールの着地点まではわりと早く行くのですが、打ち返すことに苦労されていました。

経験者の3名からは、「1年ぶりに参加したので、ボールとラケットの距離感が上手くつかめなかった。ただ楽しいので、またぜひ参加したい。」、「色々な練習方法をさせてもらい、とても参考になった。」、「今日教えてもらったことを、今後の練習に活かしたい。」等の感想を話されていました。

また付き添いの方からは、「見た目には簡単に打ち返せそうだが、目をつぶって聞いてみると、難しそうですね。」というコメントがありました。

6名の参加で、時間をもてあますかと思っていましたが、皆さんが熱心にされていたせいか、あっという間に時間が過ぎた体験会でした。

視障協理事からも、今後も年に一度ふれあいテニスを開催したいとの話をいただいています。

今後も一人でも多くの方に、ブラインドテニスの楽しさを伝えていけるよう、努めて参りたいと思います。

 


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