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広島市視覚障害者福祉協会主催ブラインドテニス体験会 2022年度“ふれあいテニス”レポート 2022/9/3

ふれあいテニスの報告

8月28日(日)に広島市視覚障害者福祉協会主催で、2022年度ブラインドテニスの
体験会“ふれあいテニス”が広島市心身障害者福祉センターで
開催されました。

参加者7名、スタッフとして本協会より6名、視障協役員1名、ガイドボランティア
2名にもお手伝いいただき、13時過ぎから16時前まで、約3時間行われました。

密にならないように間隔を空け、自己紹介、ストレッチを行った後、初参加の方が
2名おられましたので、ルール説明を行いました。

その後体験者は、B1(全盲)クラスと、弱視クラスの2コートに分かれました。

B1クラスの参加者は、3名で皆さん体験会に来られていたので、転がるボールを
ラケットに当てるところは省略し、バウンドしたボールを、ラケットで打ってもらうところから始めました。
ブランクがあったにもかかわらず、ほとんど空振りすることなく、ラケットに上手に
当てることができていて感心するほどでした。
徐々にレベルを上げていって、最終的には通常の位置から球出しを行いましたが、
これも何球かに1度は、ネットを超えてナイスショットが見られるなど、かなり
テニスらしくなってきました。
続いてサーブ練習に移り、こちらも何度か体験されているということで、少しの
アドバイスでほとんどサービスエリア内に、サーブを打つことができました。
最後に特別ルールにて5ポイント先取のミニゲームを行いました。
これには協会スタッフも加わり、片方のサイドのみにサーブを交互に行い、協会
スタッフにはハンディキャップとして、一方のサービスエリア内に返球しなければ
失点とするというルールで行ったところ、これが非常に盛り上がり、どの対戦も
接戦に次ぐ接戦で大いに楽しむことができました。

 弱視クラスは、4名で、そのうち2名がブラインドテニス初体験、残り2名は、
何度か、この“ふれあいテニス”にも参加されている方です。
 初めラケットの握り方やスイングなどを簡単にお伝えし、その後すぐに参加者4人
へ球出しを行ってみました。
プレイの状況を見て、必要であれば、近くから手でボールをトスしてのショットとか
、壁打ちなどの初歩的練習も考えていましたが、思った以上に皆さん上手に返球が
できておりました。
そこで、この球出しを2〜3順繰り返した後、サービス練習、そしてサーブ&ラリー
と進み、休憩を挟んで、試合を体験してもらいました。
試合形式により声掛けやサーブ順、ダブルフォールトなどのルールも肌で覚えて
いただけたかと思います。
スタッフ側から見て感じたことは、正面のボールは、きれいに打ち返すが、少しだけ
ずれたボールは上半身の動きだけでラケットに当てようとし、足の一歩が出てこない
。また練習では、上手に出来ていたラリーが試合では力が入るのか簡単なミスも多く
見られました。でも皆さん、楽しそうでブラインドテニスに興味を持っていただけた
のではと思います。

体験会後全体で感想を聞きましたが、参加者からは、楽しかった、一年に一度でも
テニスを楽しみたいなどの意見が聞かれました。

今後も一人でも多くの方に、ブラインドテニスの楽しさを伝えていけるよう、
本協会としても啓発に取り組んで参りたいと思います。

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