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広島市視障協主催“ふれあいテニス2020”レポート 2020/9/5

“ふれあいテニス2020”体験会レポート

8月30日(日)に広島市視障協主催のふれあいテニスが、広島市心身障害者福祉センターで開催されました。

参加者:10名(視覚障害者5名、晴眼者の男子高校生5名)

スタッフとして、本協会より5名、視障協役員が2名が参加し、ガイドボランティア3名、高校の引率教諭1名にもお手伝いいただきながら、13時前から、16時前まで約3時間で行われました。

皆さん間隔を空けて並び、はじめに自己紹介、ストレッチの後、本協会B1スタッフ2名でのデモンストレーションも交えて競技の説明を行いました。

その後体験者は、B1クラスと、弱視・晴眼者クラスの2コートに分かれました。

B1クラスは、4名で、最初に基礎的なラケットの握り方や振り方、続いてボールを使って壁打ち、あるいはベースライン付近から自分でバウンドさせて打ったり、手に持ったボールを打つ練習をしました。

次にネット中央付近からトスを出して打つ練習、その後ベースラインから球出しをしました。

その後サーブ練習をし、最後は簡単な試合を体験してもらいました。

B1クラスでは、4名のうち2名がほとんどテニス経験のない方で、最初はどうやってボールを打つのかイメージがわかない方もおられました。壁打ちでは、4名とも苦労しておられました。
レシーブは、ボールがバウンドしているところまでは行くが、からぶりをする場面が多かったですが、慣れてくると何球に1球は、ボールを打てる方もおられました。
普段練習されている方は、球出しでのレシーブがよく、何度かラリーが続くことがありました。

弱視・晴眼者クラスでは、
1.ボールやラケットの説明、クラスによってのバウンド数の違いなどを説明しました。

2.球出しをして1人3球ずつ返球してもらい、ボールに当てることを体験してもらいました。

3.サーブも順番に体験してもらいました。

4. 1組2分ずつで乱打をしました。

5.全盲役(目を閉じた状態)とボールパーソン役に分かれ、コート付近の待機場所からベースラインまで誘導、全盲役にラケットや靴でのライン確認をしたのちに、ネット越しからボールを投げ、3バウンドでの返球を体験してもらいました。

6. 2ゲーム先取の試合を体験してもらいました。

今回はテニス経験者が1人で、他の学生は授業でしかテニスをやったことがなかったようです。
まず、テニスの楽しさを伝える事に重点を置きました。
この体験により興味を示してくれると、今後テニスの大会でボランティア協力を
していただける関係になればと思います。

人数も多かったせいか、3時間があっという間に過ぎた体験会でした。

全体の練習後感想を聞いたところ、楽しかったという意見がほとんどで、視障協役員からは、今後も引き続き年に一回は、企画したいと言われていました。
また引率で来られた高校の先生からも、『とてもよい体験ができました。また体験に連れてきたいです。』との話がありました。

今回は、新型コロナウイルス感染予防対策として、プレー時以外マスクの着用、密にならない間隔、定期的な換気、用具の消毒等に配慮しての体験会となりました。

今後も引き続き一人でも多くの方に、ブラインドテニスの楽しさを伝えていけるよう、啓発に取り組んで参りたいと思います。
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